春巻の話




先日UPしたオークラ桃花林の大きめサイズ春巻



正式な春巻の具に省略してはならない食材、それは筍。これが入ってこそ”春”巻というのだそうです。

厳密には春巻の名前の由来はいくつかあって、春に採れる野菜を巻いたことから、もしくは立春の頃に食べることからなどいくつかあるようですが・・・


春巻の原型は“春餅”とも言われています。
中華料理では、『餅』と書くとクレープような皮を指します。
そのクレープのような皮に具を巻いて食べる食べ物で、春節に食べる縁起の良い食べ物とされています。


春巻の具や使われる皮は中国各地で異なっているようですが、こちらでは点心のメニューである春巻のことを書いていきます🙌



丸さは足りませんが小柄なサイズ


春巻の形としては、平たい形ではなく、写真のように円柱型でなくてはなりません。加えて、点心で供される春巻は小柄なサイズです。

円柱の方が底面積が少なく、更に接する面積が少ないので、カリッとした食感を保つことが出来るのだそうです。

もちろんのこと、揚げ方も重要です。


点心はいくらレシピを明かしたとしても、1に技術、2に技術!という技術が追いつかないと出来ないものなので、非常に難しい料理の一つであると思います。
実は、簡単なようで難しい春巻なのです。


春巻を包む皮、本来の春巻きの皮はどんな形かご存知でしょうか。
よく見かける四角の皮は製造上のコストの問題で、本来、春巻きの皮は〇なのだそうです。





それは、春巻きの皮の作り方をご存知であれば想像がつくんじゃないかな?と思います。
生春巻きに使うライスペーパーは、生地の塊を天板に円を書くように伸ばして作りますが、それと同様の作り方をします。

ですので、〇の形が正式なのです。
丸だと生地が重なる部分が少ないので、カリッとした食感を産む理由の1つでもあるようです。


現在でも富強食品で円形の春巻きの皮は市販されていますので、一度挑戦してみてくださいね!










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