6月某日のとある晴れた土曜日、パリ郊外にある小さなシャトーで行われた結婚式に出席してきました。
日本の結婚式とはちょっと形式が違うので、記録を含め、
「海外の挙式に招待されちゃった!どうしよう!」
と慌てふためいて検索されてきた方のご参考になればと思い、記していきたい。
フランスの結婚式は長い!
これはセレブだけじゃなく、普通の人もそうだということで、覚悟はしていたけれど、本当に長かった・・・笑
まず、昼過ぎに市役所で民事婚をして、夕方からシャトーに移動。
ウェルカムドリンクから始まり、カクテルパーティー、フォーマルディナー。
羊みたいな毛並みの人懐っこいシャトーの犬 どこからともなく現れては去っていき、またやって来る・・・笑 ゲストの隙間をプリプリお尻を振りながら、何食わぬ顔ですり抜けていく 全く吠えず、動物が苦手なわたしでも、撫でられるほど・・・! |
服装は、日本での結婚式では必ず着物で出席していたので、わたし自身も今回の結婚式では服装に悩みました。。。
最近あったイギリス王室の結婚式のような帽子を着用する服装が、フランスでも昼間に行われる結婚式の正装らしいのですが、今回開かれたパーティーはそれよりも勿論カジュアルなものでした。
実際は、日本の結婚式と同じと思えば大丈夫です。
今回の結婚式のドレスコートが“どこかにリボンを付けてきてください”でしたので、出席している男性は、日本人の男性も、外国の男性も、ほぼほぼ蝶ネクタイをしていて、女性は、靴であったりドレスにリボンがついたデザインのものを着用していました。
1つ注意したほうが良かったのが、足元。
今回はガーデンでのカクテルが含まれていたので、ピンヒールの靴は少々大変だったということ。
わたしは、前々日に足を捻挫していたため、疲れた時に履き替えるため(なんせ長丁場なので)に用意していたフラットシューズを、最初から履いて行ったのですが、ピンヒールを履いている女性は、ピンがまるでゴルフのティーみたいにグサグサと芝生に刺さり、少々歩き辛そうでした。
ガーデンパーティーの注意点として「太めのヒールの靴」というのを、小さい頃に読んだマナーの本にも書いてあったので、これは真面目に実行したほうが、自分自身とお気に入りの靴のためだと思います笑
フォーマルディナーが始まったのは、20時過ぎ。
この時点でも、フランスはまだまだ明るいです。
2時間かけてディナーを楽しみました。
日本の結婚式でもそうですが、まず初めに同じテーブルの人に自己紹介をします。
そして会話を楽しみます。
今回のわたし自身の実体験としてフランスと日本で違ったのは、「自分自身の考えを聞かれている」というのを強く感じるということ。
温かい前菜 シーフードとマッシュルームのリゾット サフラン風味 |
自分を持っていないと言われがちな日本人には、少々苦痛かもしれません笑
「出る杭は打たれる」ではないけれど、わたし自身も自分のことを話すのは正直苦手で、日本では質問をされない限り、自分のことは自分からは話しません。
ただ、今回は相手はフランスに在住している方々。
どんなに自分のことを話しても好意的に受け取られるので、そこは安心できました笑
相手は、話したことに対して核心を突いてくる質問を返してきますし、うわべだけの会話を好まないわたしは、いい刺激になりました笑
ディベートが好きなフランス人と言われますが、本当にその通りです笑
牛肉のパイ包み焼 カリフォルニアワインのカルディナルソース |
なぜカリフォルニアワインを使っているかというと、きっとご家族の一人がアメリカ在住だからかも?リゾットのお米は日本をイメージして、かな。
メニューこそ、トラディショナルなフレンチですが、フランスとアメリカと日本が融合したディナーをセレクトしてくださったみたいです。
グルメな友人が試食しただけあって、街のレストランで食べたものよりも、美味しかった♡
フランスのウェディングケーキ、Piece Montee(ピエス モンテ)が登場する頃は、夜の22時過ぎ。
ファーストバイトはなく、グラスに注がれたシャンパーニュを、お互いの腕を絡めるように交差して組んで、飲ませ合います。
崩されていくピエスモンテ・・・!!
中にはちゃんとカスタードクリームが入っていましたが、飴でコーディングされているので、甘い・・・!!!
他のケーキは、上品な甘さで、手前のマカロンのケーキは、日本のマカロンとは違い、サクサクな出来栄えで、マカロンが苦手なわたしも、美味しくいただきました。
その後、DJ付きのダンスパーティーでした笑
一足早くホテルに戻ったのは24時過ぎで、フランス人の出席者はその後もパーティーを楽しんでいたそうです笑
ドレスはPRONOVIAS。
カワイイとは一線を画した、大人のウェディングドレス。
流石のセレクト!
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