この週末はエッグタルトを作ってみました♪
パイ状の生地のエッグタルトを酥皮蛋塔というそうですが、酥皮は『歯触りがよい皮』という意味があるそうです。パリパリの皮の意味ですね。蛋は卵の意、塔は当て字かな?
かれこれ10年前ほど前、東京にもアンドリューのエッグタルトのお店があった頃があって、母に買ってきて欲しいとお願いしたときのこと。
朝一で行ったら開店時間なのに出来ていなくて、小一時間ほど時間をおいてまた行っても一向に出来上がっている気配がなくて逆に邪険に扱われた
ということをエッグタルトの話題が出る度に今でも言われ、「それはそれは、申し訳なかったですね~」と返すのがわたしと母のお決まりのパターンです(笑)
さて余計な話は置いといて。
エッグタルトには、マカオ風と香港風があって、特徴が違うようです。
今回は食べ比べてみるために、中国語のレシピを読んで色々調べて、両方のエッグタルトを作ってみました!
(伊や仏のレシピも読みますが、殊の外中国語は漢字になれている日本人にはイメージが付きやすいからか簡単だった!話すのは別として・・・)
形から入るわたしは、取り敢えず合羽橋まで型を買いに走りました(笑)
左がマカオ式、右が香港式でよく見かける型(と勝手に思っているわたくしです・・・)です。上はスコーンなどの時に使う生地を抜くものです。
見た目はともかく、一番の違いは生地とフィリング。
香港風の生地はこちら↓
フランス菓子でいう、『パートシュクレ』です。作り方も、同じ、です。
ちなみに中国語でバターは“牛油”や“奶油”。そのまんまです!
タピオカミルクティーの中国語名は“珍珠奶茶”といいますが、「奶」が牛乳を指します。
タピオカミルクティーの中国語名は“珍珠奶茶”といいますが、「奶」が牛乳を指します。
二種類の生地で作ります。フランス式でいう、フィユタージュです。作り方はちょっとは違いますが、ほぼ同じ。
この生地でパルミエという♡のパイも出来ます。
このレシピは油分が多すぎる気がしますね。フィユタージュのレシピの配合の比率と照らし合わせていませんが油分をもっと減らして良いはずです。
フィリングの材料がこちら↓
フィリングの色は香港式の方が濃いです。
香港式は、エバミルクを使ったあっさりタイプ、マカオ式は生クリームを使いトロッと濃厚。
エバミルクといえば、香港で飲まれるstocking(!)smilkteaで使われるクリームです。
生クリームの代わりに中華料理にはよく使われますね。
今回大きな缶を買ってきたのは・・・余ったら・・・ストッキングミルクティを作るためです!(笑)
それでも余ったら、料理に使いましょうか。
ちなみに、ストッキングミルクティですが、ストッキングで入れているわけではなくて、茶葉を濾す綿布がストッキング(昔のストッキングは絹の筒形)に見えるから、ということらしいです。(紅茶で肌色に染まり確かにストッキングにみえますが・笑)
フィリングを注いで・・・
今回マカオ式、と書きましたが、俗にいうポルトガル風と呼ばれるものです。それもそのはず、マカオはポルトガルの元植民地。エッグタルトの原型はポルトガルのお菓子パスティス・デ・ナタ(Pastéis de Nata)なんだそうですよ。
焼き上がりました!
フィリングに焼き色がついていないのが香港式、焼き色がついているのがマカオ式です。香港式の方があっさりしていると書きましたが、テクニック使えばマカオ式と変わらないくらいトロッとしてクリーミーな食感になります。
マカオ式は特に生地の膨らみ具合など考えなければいけないので試行錯誤です。
レシピ通りだとフィリングを楽しむというより、“酥皮”の食感を楽しむというようなレシピでした。
わたしはフィリングも楽しみたいと欲張ってしまい・・・パイ生地が思いの外沢山の層を成して、膨らむときにフィリングを外へ押し出してしまい溢れる溢れる・・・!
溢れると生地の焼きが甘く、食べられるような代物にならず。
要領は掴めたので、次回はもう少し違うところにも工夫をしていきたいと思います!
花型の型は・・・この花型じゃない方が良い!(笑)
他にも色々と試してマッチするものを探すしかないですね・・・!いっそのこと全て丸型でもいいのかな?!
今回のように生地から作らなくても、市販の冷凍のパイシートでお手軽に簡単に出来ますので、ぜひ作ってみてください♪
(個人的おススメのパイシートはBELLAMYS!通常のスーパーに売られているパイシートはマーガリンで作られていることが多いのですが、こちらはバターを使っているので風味が良いです!クオカ、富澤商店のwebshop、または実店舗のクオカ、富澤商店などで入手出来ます。)
というわけで、今日はこの辺で。
Bon-appetit♪
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