\ 紅茶の祖”Lapsang souchong ラプサン・スーチョン” /





教室でラプサンスーチョンの話を伺ってから、ラプサン・スーチョンが飲んでみたくてFORTNUM & MASONに行ってきました!


下馬評通り、正露丸、です。いや、正露丸というより、暖炉に火をくべているような、野焼き(笑)のような、なんというか・・・もっとスモーキーな感じ。
タバコは吸ったことはないけれど、鼻腔を抜けるスモーキーさは煙草に共通するものがあるような気がします。

タバコも昔は特権階級の人のものでしたから、この紅茶が人気だったのも頷けるかも。

特に欧米に輸出していたものは、欧州好みに香りをきつく付けているそうです。









”ラプサンスーチョン”は正山小種の福建語読みで、キャサリン妃が好まれたことでも有名。



このキャサリン妃はDuchess of Cambridgeではなく、Catherine of Braganza・・・チャールズ2世妃です。
このキャサリン妃はポルトガル生まれで、ポルトガルは東洋と貿易をしていましたから、当時高級品であった中国茶も入手できたというわけ。


当時紅茶はコーヒーと同様に欧州の貴族の間で飲まれていたもので、ロシア、デンマーク、オランダ、フランス・・・など沢山の国で独自に発展した紅茶の文化が生まれました。


今現在も、MARIAGES FRÈRES(仏)、FORTNUM & MASON(英)、Ronnefelldt(独)、The Tea Centre of Stockholm(瑞)、A.C. Perch's Thehandel(丁)、KUSMI TEA(露)などなど、各国の紅茶メーカーが存在します。









このラプサンスーチョンは中国から運ばれて来る高級品であるので、入手しずらい。そこでこのお茶の風味に近づけようとグレイ伯爵によって作られたのが、アールグレイです。


ちなみに、FORTNUM & MASONのラプサンスーチョンは1缶5000円な~り~。今でも高級ですね!


ところで、FORTNUM & MASONとあろう店が、クロテッドクリームとジャムをケチっていたのには、疑問を呈したい!

本来スコーンとはクロテッドクリームとジャムを沢山盛って食べるものではなかったのか?!
あんなにちょっとの量じゃ、たっぷり盛ろうにも盛れませ~ん!!
イチゴジャムがなかったのも残念。


そんなこんなのラプサンスーチョン、飲んでいたら、昆虫の気分がしてきたのよね(笑)
アールグレイの方が好きでした!

色々調べていると、当時の正山小種と今のラプサンスーチョンはどうやらちょっと違う模様。
もう少し深く知るために、昔ならではの正山小種を取り寄せてみようと思います。
ということで、今日はお終いです。



Bon-appetit♪









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