最近、ベトナム料理、特に麺が個人的に熱い!
フォー・ボーやピリ辛のブン・ボー・フエがお気に入りで、今回は、牛肉のフォーと、そのブン・ボー・フエを自宅で作ってみました!
見た目は赤く辛そうですが、そこまで辛さはなく、レモングラスが爽やかに香る、美味しいスープヌードルです!
フォーは澄んだあっさりしたスープが優しい味わいで、お澄ましを飲んでいるような感じでなんだかホッとしますが、こちらはパンチが利いていて、ベトナム料理の奥深さを感じます。
ブン・ボー・フエは、ブン(麺)ボー(牛)フエ(地名)の意味です。
フエは、ベトナム中部の都市で、19C~20Cの阮朝の間、都として栄えた都市です。世界史をかじったことある方なら、フエ?聞いたことある!とピンと来たと思います🙌
本場の作り方はかなり複雑なのですが、日本の材料でも代用出来る素材で、出来るだけ本場の味に近付けるようにしてみました。
まだ、満足とは言えない出来ですが、美味しいものが出来たとは思います😋
まずはスープ作りから!(面倒な場合は、ビーフコンソメとチキンブロスで代用できます~)
料理の勉強中です、と書いているからには、スープから取らねば!(と無駄な意気込みを発揮)
豚骨、牛骨でスープを取るようですが牛骨を手に入れるのが面倒でしたので、牛スジを使っています。牛すね肉でも取れるし、テールも合わせても良いですね。骨付のものを使う方が更に美味しい出汁がとれますね。
今回は、テールが一本売りしかしていなかったので、テールも諦めています🙈
スープを取る材料が多ければ多いほど味が複雑化し、美味しくなるので、沢山作る場合は入れたほうが良いですが・・・家庭で作るにはそこまで材料費はかけられないので、今回はこの出汁に茅乃舎の野菜だしを袋を破って入れました。
この茅乃舎の野菜だしは、なにかにつけ回し者のようにオススメしていますが(笑)、本当に色々使えて便利なのです!
スープをとるには、どんな素材を使うにしろ表面が沸かないようにコトコト煮込むのがポイントです。沸騰させるとスープが濁ってしまうからです。特にフォーのスープはより澄んでいるほうが良いみたいです!
写真はまだ灰汁も脂もある状態で、これも綺麗にエキュマージュする必要があります。
本当はこの時点で、レモングラスを入れて煮込むようですが、適当なものが見つからなかったので、この時点ではなし。
茅乃舎のだしの他に、玉ねぎ、にんにく、しょうが、パウダーのシナモンとコリアンダーをスパイスに入れています。
次の日にスターアニスとレモングラスを追加しました。(レモングラスとフォーの話はこちら)
スープの材料とレシピの概要だけ書いておきますね。
・牛すね肉
・玉ねぎ
・にんにく
・しょうが
・レモングラス
・クローブ
・スターアニス
・コリアンダーシードまたはコリアンダーパウダー
・シナモン(スティックなら尚可)
このスパイスを入れると、市販のコンソメやチキンブロスでも本格的な味に近付くかも。
本場はマムルオックという海老のペーストを入れるようですが、これを入れるとスープを使いまわせないので、入れていません。
スープはたっぷり作っても冷凍出来るし、後日フォーも出来るのでシンプルに。
代わりに「サテ」と呼ばれるチリソースを作るときに海老の風味を足すものを加えアレンジしています。
具にする牛スジも一緒に入れて、牛スジにも味を付けることにしました。
(“サテ”のアレンジ)
牛すじ肉の味つけは、油をひいたフライパンにみじん切りのにんにくを香りが出るまで炒めた後、刻んだレモングラス、干し海老(アミの塩漬け)を入れ、香りを出して炒め、出汁をとった牛スジを入れます。
軽く炒め合わせ、水を少々、辛くない韓国唐辛子小さじ1、辛くなる唐辛子を入れ炒め合わせる。(コチュジャンがあれば、ちょっと入れると更に味が複雑になるし、甘味がプラスされ美味しくなりますね)ヌクマムで塩味を調える。
実は・・・このまま食べても意外といけます!
(ブン・ボー・フエの作り方)
小鍋に牛スジ入りサテを入れてスープを加えます。牛筋を温めがてらスープの味を調えます。(ヌクマム、塩、砂糖等)
ふやかして水でしめたブンを加え軽く温め、麺をどんぶりに入れ、熱々のスープを濾しながら注ぎます。
赤玉ねぎのスライス、野菜、オニオンフライ(これ入れる方が好き)、牛スジを乗せ、パクチー、小口切りした青ネギを載せて出来上がり!
ライムがある場合はライムを添えてください。
アミの塩漬けは、キムチを漬ける時にも使うので、キムチを漬けてみたい!という方は持っておいても良いかもしれません?!
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