杏の種から杏仁豆腐を作ってみた♪vol.1

年末年始で忙しく、点心は作っていましたが、なかなか写真を撮ることも出来なかったので、放置気味になっておりました。

さて、心新たに、今年も点心を追及していこうと思っています♪


杏仁の核を手に入れたので、杏仁豆腐を作ってみました♪








杏の種の硬い殻を割ると、中に白い核が入っています。
それが↑です。


これを、水で戻し、粉砕して絞ったエキスを使ったものが杏仁豆腐の香りや味の基本となるものです。


杏仁霜やアマレットなどで手軽に出来るのですが、味や後味が・・・今一つ!
そこで今回は昔からの作業を使って杏仁豆腐を作ってみました。

要は大豆から豆乳を絞りそれを固めた作った豆腐・・・の杏版という感じです(笑)


杏仁は、温に属するもので、肺を潤し咳止めや喉の調子を整え、身体を温める作用があるそうです。それと美肌!

杏仁には、南杏と北杏があります。
南杏は甜杏仁と言うそうで、甜のとおり甘いのが特徴で杏仁豆腐のメインで使う核。
北杏が杏仁で、苦みがあるものの香りに奥行き出し味にもコクを出すそうです。そして、薬膳効果が特に高いそうです。

そこで、杏仁豆腐を作るときには、南杏で甘味を、北杏でより高い香りと深い味わいを出すために両方をブレンドして、杏仁乳(というのがあるのかは知らないけれど)を作ります。

ただ注意点として、杏を含むバラ科植物の種子には、青酸化合物が含有されています。
特に北杏はその含有量が多く、杏仁豆腐を作る過程でその効果はなくなるらしいのですが、含有量は栽培方法や保存状態などで変わってくるらしく、必ず火を通し、摂りすぎに注意することが大切だそうです。


今回は、写真の右の核は杏仁豆腐を作るためだけに作られた皇杏というものを北杏の代わりに使いました。皇杏は、より香り高く、まろやかな風味を求めて作られた、杏仁豆腐のための杏の核だそうです。


長くなってしまったので、続きは次回(Vol.2)へ続く・・・!



では、Bon-appetit♪




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